【玉ノ井親方・視点】まるで詰め将棋 照ノ富士 琴ノ若に右差させた誘い勝ち

[ 2024年1月27日 04:41 ]

大相撲初場所 13日目 ( 2024年1月26日    両国国技館 )

<初場所13日目>勝ち名乗りを受け懸賞を受け取る照ノ富士(撮影・村上 大輔)
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 横綱の相撲は詰め将棋を思わせる内容だった。琴ノ若戦は胸から当たってまわしを取りにいった。すぐに右を差されたが、実はそれが狙いだったようだ。琴ノ若の右を抱え込むと小手に振る。

 それを警戒して、琴ノ若の意識が右に傾き左脇が空いた瞬間、間髪を入れずに右下手を取った。そして右四つ十分の形になると、最後は頭をつけながら万全の形で寄り切った。

 横綱が左で上手を取りにいったのは、琴ノ若に右を差させてから小手に振るための誘い水だったのだ。瞬時に一連の動きができたその反応の良さも見事だった。

 一方の琴ノ若は結果だけを見ると完敗に思える。しかし決して0点の内容だったわけではない。もろ差し狙いではなく、左でまわしを取りにいっていれば違う光景になっていた可能性もある。これで横綱戦は6連敗。だが、その差は確実に縮まっていると感じた。(元大関・栃東)

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