高橋大輔 アイスダンスで“完結”のオペラ座に感激「このためにアイスダンスをやったのかな」

[ 2023年5月2日 16:48 ]

<村元哉中&高橋大輔引退会見>会見場入りする村元哉中&高橋大輔(撮影・長久保 豊)
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 フィギュアスケート・アイスダンスの村元哉中(30)高橋大輔(37=関大KFSC)組が2日、フジテレビ系「Live News イット!」(月~金曜後3・45)に生出演し、カップルを組んだ3シーズンの思い出を語った。

 2019年からカップルを結成。“かなだい”と親しまれた2人はこの日、都内で会見を開いてあらためて引退を報告していた。

 2人にとって最後の競技会は、4月に東京体育館で行われた世界国別対抗戦。高橋がシングル時代に演じた「オペラ座の怪人」の世界観を再現した。2人での印象的な出来事として、村元は「この前の国別対抗戦で、東京体育館で、『オペラ座の怪人』を滑ったという。全部つながっていたんだなって鳥肌が立ちました」と振り返った。

 高橋も続いた。「シングルの時は1人で、ストーリーというより音楽表現で滑った。アイスダンスになってからは、リアルにパートナーがいて、その物語を演じる。全然その2つが違っていたんですけど、1人でやり切ったより、2人でやり切った時の喜びが倍な感じ、違いを感じました。こんなにもうれしかったんだって」と、あらためて感激を口にした。

 村元は、高橋のシングル時代の「オペラ座の怪人」も「大好きでした」と告白。今季はもともと演じる予定のなかった演目だったが、コーチからの提案もあり、挑戦することになったという。「まったく予定してなかったので、まさか一緒に滑れるとは思っていなかったので、幸せな気持ちでした」としみじみ語った。

 高橋にとっては、07年の世界選手権で銀メダルを獲得した、思い出の場所であり、思い出の演目だった。「初めて世界選手権でメダルを取った会場が、最後の演技の会場だったので、最高の演技をしたいという気持ちが強かった。めちゃくちゃ緊張したので、最後やり遂げられて良かった。このためにアイスダンスをやったのかなって。哉中ちゃんが誘ってくれなかったら、そういう思いをできなかったので、すごく感謝しています」と、照れくさそうに話した。

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