天才ゴルフ少女・須藤弥勒が日本のマキロイと特別合宿!「飛ばし」の極意を学ぶ

[ 2023年5月2日 05:30 ]

須藤弥勒とドラコン日本代表の松元一誠

 昨年、史上初めてジュニアメジャー4冠を達成した天才ゴルフ少女の須藤弥勒(11=ゴルフ5)が19年の年間チャンピオンで21、22年のドラコン日本代表の松本一誠(30)から、3日間合宿で「飛ばし」の極意の薫陶を受けた。

 松本は1メートル71、65キロと体格はロリー・マキロイ(英国)と同格ながら1W飛距離は最長429ヤードと日本ドラコン協会の公式記録を持つ飛ばし屋だ。指導者としても定評があり、昨年、日本人として初めて世界ドラコン選手権で優勝した大和田紗羅を育てたことでも知られている。

 驚くべきは、その成果だった。3日間の合宿で弥勒の最高ヘッドスピードは従来の秒速41・7メートルから同44メートル台にまで到達した。昨年JLPGAレギュラープロの平均が秒速42・7メートルだったことを考えると驚異的な数字と伸び方となった。

 弥勒は「3日間でここまで振りが速くなることは夢にも想像していなかったので感謝しかないです。切り返しタイミング、体重の乗せ方、クラブのリリースの仕方、全てが勉強になり、やはり飛ばすことも力ではなく技術なんだということを実感しました」と感嘆していた。

 父・憲一さんは「弥勒がプロの試合でデビューできるまで1年半ありますが、唯一の懸念事項は飛距離」と明かす。「まだ、11歳の成長期なので現在210ヤードの飛距離を、4年間の身体の成長を待つ手もあったのですが、体格に合わせた飛距離の自然の成り行きに任せたくなかったので、松本プロに三顧の礼で飛ばす技術の教えを懇願いたしました」と話していた。

 勝みなみが持つ、ツアー史上最年少優勝記録である15歳294日の更新を目指している天才少女の動向から目が離せない。

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2023年5月2日のニュース