ウクライナ 世界柔道をボイコット ロシア復帰に反発

[ 2023年5月2日 04:36 ]

 ウクライナ柔道連盟は1日、国際柔道連盟(IJF)がロシアとベラルーシの選手の世界選手権(7日開幕・ドーハ)出場を、個人資格の「中立」選手として容認したことを受け、同選手権のボイコットを発表した。既にIJFへの通告を済ませたという。

 国際オリンピック委員会(IOC)から各国際競技連盟への勧告では、ウクライナを侵攻するロシアの軍や治安当局の所属選手の出場を認めていない。ウクライナ連盟はロシアのチームの大半は現役軍人だと主張。「IJFの決議にある『平和への架け橋』を見ることはできない」と非難した。

 2024年パリ五輪の予選対象大会となる世界選手権のエントリー選手リストには、1日時点でロシアとベラルーシの選手計20人が名を連ねる。女子48キロ級で21年東京五輪銅メダルのダリア・ビロディド(ウクライナ)はインスタグラムで「テロ国家の軍人の国際大会参加は容認できない」と強く批判した。

 IJFは4月29日、ウクライナ侵攻で国際大会から除外していた両国選手の復帰を条件付きで認め「この決定で、五輪の夢を目指す全ての選手に公平な参加と平等な機会を与えることができる」との声明を発表した。

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