【陸上】北口榛花、大会新64m50で世界切符「100mに出てみたいなって思うぐらい…」助走に手応え

[ 2023年4月29日 14:30 ]

陸上・織田記念国際 ( 2023年4月29日    エディオンスタジアム広島 )

北口榛花
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 女子やり投げが行われ、昨年の世界選手権3位の北口榛花(JAL)が64メートル50をマークして優勝した。これによって、今夏の世界選手権(ブダペスト)に出場するための要項を満たし、代表に決まった。

 小雨の降るコンディションの中、3投目で63メートル45を投げると、迎えた5投目に64メートル50のビッグスロー。大会記録を更新する一投に、本人も驚きの表情を浮かべた。

 「60メートルを超えればいいなと思っていたので、本当にビックリして。今日はスクリーン(電光掲示板)にやりが刺さっているところが映らなくて、自分が何メートル投げているか分からなかったんですけど。63メートルを投げたときに(世界選手権への出場を)ここで決めておきたいなと思いました」

 今季初戦でいきなり世界選手権の参加標準記録(63メートル80)を突破。練習拠点のチェコから帰国して2週間程度とあって状態は完璧でないが、その状況下で好記録を出した。助走のスピードなどにも手応えをつかんでおり「一回、100メートルに出てみたいなって思うぐらい(笑い)。走りは凄く良くなってきている」と笑顔を見せた。

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2023年4月29日のニュース