全柔連・山下会長　週刊誌報道の井上前監督を注意「誤解を招く行動は慎みなさい、と」

＜全日本柔道選手権大会＞開会式であいさつする山下会長（撮影・河野　光希）
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　全日本柔道連盟の山下泰裕会長（65）が29日、全日本選手権が行われている東京・日本武道館で報道陣の取材に応じ、男子日本代表の井上康生前監督（44）が一部週刊誌で既婚女性との密会が報じられた件について、本人から報告が「ありました。あそこ（週刊誌）に書いてあるようなことです」と明かした。

　報道があったのは、今月26日。山下会長は海外出張中だったため、「その前に、そういうもの（記事）が出ますということで（報告があった）」と話した。東海大や日本代表を通じ、長年師弟関係にある井上氏に対しては、「“誤解を招くような行動は、よく気をつけて、慎みなさい”と、そういう話しをしました」と注意したことを明かした。

　00年シドニー五輪男子100キロ級金メダリストの井上氏は、ロンドン五輪後の12年から男子日本代表監督を務め、16年リオデジャネイロ、21年東京五輪と2大会で計7個の金メダルを獲得するなど、指導者としての手腕を発揮。東京五輪後に任期満了により退任し、全柔連では現在、強化副委員長とブランディング戦略推進特別委員会委員長を務めている。