【春巡業川崎場所】霧馬山が申し合い15番 場所直前の出稽古解禁に「やっとギリギリまでできる」

[ 2023年4月29日 19:49 ]

高安(中央)と申し合い稽古を行う霧馬山(撮影・前川 晋作)
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 大相撲春巡業は29日、神奈川県川崎市の「とどろきアリーナ」で行われた。春場所で初優勝を果たした関脇・霧馬山(27=陸奥部屋)は関取衆の申し合い稽古に参加し、幕内でこの日最多の15番取って9勝6敗だった。

 三役で唯一の参加となった霧馬山は、朝乃山(29=高砂部屋)や遠藤(32=追手風部屋)、高安(33=田子ノ浦部屋)らいろいろなタイプの9人を相手に積極的に番数をこなした。「毎日稽古やっているので良い感じ」と充実の表情。他の力士の稽古量も気になるようで「今日一番多くやっていたのは誰ですか?」と報道陣に逆質問し、自分が一番多かったと分かると「やっぱ稽古しかないので」と満足げだった。

 コロナ禍で出稽古が制限されるようになってから初めて、番付発表後の出稽古も解禁される。所属する部屋に関取が他にいない霧馬山にとっては、大関獲りに挑む夏場所(5月14日初日、東京・両国国技館)への好材料となる。「やっと前みたいにギリギリまでできる」と喜び、出稽古で直前まで調整していく考えを示した。

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2023年4月29日のニュース