石川は3打差の3位も観客を魅了「良いプレーができればこういう緊張感、楽しさがついてくる」

[ 2023年4月2日 16:29 ]

男子ゴルフツアー 東建ホームメイト・カップ最終日 ( 2023年4月2日    三重県 東建多度CC名古屋=7062ヤード、パー71 )

<東建・最終日>ともに首位でスタートするも今平に逆転され悔しそうな石川遼(右)と星野陸也(撮影・井垣 忠夫)
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 首位タイで出た石川遼(31=CASIO)は5バーディー、2ボギーの68で回り通算17アンダーに伸ばしたが、優勝した今平周吾に3打及ばず3位に終わった。

 星野陸也らとともに最終組だった石川は1番で5メートルのパットを沈めてバーディー発進。2番では1メートルにつけて連続バーディーと加速したが、3番でボギーを叩きつまずいた。
 7番で1・5メートルのチャンスを生かし、パー5の12番で伸ばしたものの、14番で第2打を奥にこぼしてボギーとなかなか波に乗れない。

 17番でも花道からの第3打を2メートルに寄せてスコアを伸ばしたが、ツアー19勝目には届かなかった。

 石川は「昨日までよりは内容的にも悪くなってしまった。なかなか4日間続けるのは難しい。でも全体的には良い方向に向かっている」と振り返った。

 4日間を通してパットのタッチを合わせるのに苦労したが「タッチが合っていなくて優勝争いをしているということはショットが良くなってきたんだろうという感じ」と前向きに捉えていた。
 この日は3211人の観客が駆けつけ、最終組の周りには毎ホール人垣ができた。石川は好ショット、バーディーでギャラリーをわかせた。8番ではティーショットを右に大きく曲げたが、見事なリカバリーショットで喝采を浴びた。

 初の開幕戦優勝は逃したが「開幕戦から良い経験をさせてもらった。良い内容で良いプレーができればこういう緊張感、楽しさがついてくる。やりがいを感じる」と満足そうな表情で話した。

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2023年4月2日のニュース