馬場咲希がショット復活で5位!「お腹がちぎれるくらい振りました」中断中も爆睡でリフレッシュ

[ 2023年4月2日 06:14 ]

オーガスタ・ナショナル女子アマチュア選手権最終日 ( 2023年4月1日    米ジョージア州オーガスタ・ナショナルGC=6310ヤード、パー72 )

馬場咲希はオーガスタで笑顔のラウンド(オーガスタ・ナショナルGC提供)
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 昨年の全米女子アマ覇者の馬場咲希(17=代々木高3年)は14位から出て6バーディー、2ボギー、1ダブルボギーの70で回り、通算2アンダー、日本勢トップの5位でフィニッシュした。前半インは圧巻の内容。アーメンコーナーの入り口、11番で2打目を1・5メートルにつけてバーディー先行、13番パー5では2打目を刻み、得意な78ヤードを残してさらに伸ばすと16番のパー3では約50センチにつけるスーパーショットと前半で4つ伸ばした。

 「私的には結構、マスターズでもインを見ていたことが多くて11番もすごい景色を覚えていた。池が左にあったんですけど怖がらずにチャンスにつけられたのは嬉しかった」。他の選手が苦しむ中、リーダーボードにもBABAの名が登場。「あっ、馬場いる、馬場いるって思って見てました」と笑った。

 後半に入ると風の影響もあり、3番でボギー、続く4番でダブルボギーとスコアを落とす。流れが悪くなりかけたその時、雷雲の接近に伴い、中断となった。中断直後はショックを引きずり「何も話したくなかった」という馬場だが、椅子に体を預け、タオルを顔にかぶせるといつの間にか眠りに落ちた。「2時間ちょっと爆睡しました。起きた時は“あ~、良く寝たぁ”みたいな感じで(笑い)」。その間にショックも癒え、終盤7、8では連続バーディーと巻き返した。

 予選ラウンド2日間はショットが暴れたが、連日、ラウンド後も修正を重ね、持ち前のショット力が戻った。「曲がることに不安があったのでまず練習で基本から始めて、ちょっとずつ自信をつけました。1Wはとにかく振ること、上半身が遅れていたので、お腹がちぎれるくらい回す感じで振りました。フィニッシュがピタッて決まらないくらい振ってうまくいって良かったです」。

 今後はマスターズも観戦予定で、20日開幕の今季メジャー初戦、シェブロン選手権に出場する。「2週間空くのでショットの調子を改善して、調整していきたいなと思います」と話し、笑顔でオーガスタを後にした。

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2023年4月2日のニュース