穴井詩が4年ぶりの優勝「まだちょっと夢みたい」プレーオフを制し通算4勝目

女子ゴルフツアー　ヤマハ・レディース葛城最終日 （ 2023年4月2日    静岡県　葛城GC山名C＝6480ヤード、パー72 ）

＜ヤマハレディースオープン葛城・最終日＞プレーオフを制しガッツポーズを見せる穴井（撮影・西尾　大助）
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　穴井詩（35＝GOLF5）が、通算9アンダーで並んだささきしょうこ（26＝日本触媒）とのプレーオフを2ホール目で制して優勝。19年のNEC軽井沢72レディース以来、4年ぶりのツアー通算4勝目となった。

　ウイニングパットを沈めた穴井は、何度も力強く右拳を握った。プレーオフ2ホール目、約1・2メートルの下りのバーディーパットを流し込んだ。実に4年ぶりにつかんだ勝利だった。

　「まだちょっと夢みたいなんですけど、本当にうれしいです。無駄な時間は一つもなかったと思うので、かかるべくしてかかったのかな」

　最終日は3打差5位から「我慢すればチャンスは来ると思っていた」と、4バーディー、2ボギーの70と伸ばして単独トップでホールアウト。後続のささきに並ばれて18番パー5でのプレーオフに突入したが、2ホール目でグリーン左バンカーからの第3打を約1・2メートルにつけ、バーディーを奪って勝負を決めた。昨季ツアー1位の平均飛距離257・49ヤードを誇る35歳は、「この難しい葛城で勝てたことは、今後のゴルフ人生の自信になる」と充実した表情で言った。