ウェールズが今大会初勝利 敵地でイタリアに昨季の雪辱 欧州6カ国対抗

[ 2023年3月12日 01:20 ]

ラグビー欧州6カ国対抗シックス・ネーションズ第4節 ( 2023年3月11日    ローマ )

後半、ウェールズのファレタウがトライを決める(AP)
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 開幕3連敗同士の対戦は世界ランキング10位のウェールズが敵地で同13位イタリアを29―17(前半22―3)で破り、今大会初勝利をマークして勝ち点5とした。ウェールズは昨季イタリアに15年ぶりに敗れた雪辱を果たし、ウォーレン・ガットランド監督は昨年12月の指揮官復帰後初勝利を挙げた。両軍の通算対戦成績はウェールズの28勝3敗1分け。最終節でウェールズは18日にフランスと、4戦全敗で勝ち点1のイタリアは同日にスコットランドと対戦する。

 前半6分にSOオーウェン・ウィリアムズのPGで3―0と先制したウェールズは同9分、今大会初先発のSHウェブが敵陣で裏へショートパント。高く弾んで向きを変えたボールをWTBダイアーが走り込んで確保し、中央へトライを決めて10―0とリードした。PGで3点を返された18分には敵陣で相手ノックオンからターンオーバー。FBリーアム・ウィリアムズが3人をかわして右中間へ飛び込み、15―3とリードを広げた。一方、イタリアは26分に敵陣ゴール前でタックルを受けたCTBブレックスが痛恨のインゴールノックオン。34分には自陣ゴール前でNo・8ロレンツォ・カノーネが相手モールを引き倒してしまい、イエロカードを受けた上にペナルティートライを与えて22―3と19点差をつけられた。

 イタリアは1人少ない状況の後半3分、CTBメノンチェッロの突破でチャンスをつくり、FBアランのショートパントをフランカーのネグリが拾い上げて左中間へトライ(22―10)。反撃ムードが高まったが、15人対15人に戻った直後の同6分にWTBブルーノが相手への肘打ちでイエローカード。逆にウェールズは9分、ウェブがラックサイドを突破し、No・8ファレタウが右中間へトライを挙げて29―10と突き放した。イタリアは28分、ブレックスのトライで29―17と追いすがったが、その後は攻めきれなかった。プレーヤー・オブ・ザ・マッチにはウェールズのSHウェブが選出された。

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2023年3月11日のニュース