黄金世代の吉本ひかるが初Vに王手「落ち着いてプレーできた」 明治安田生命L第3日

[ 2023年3月11日 16:46 ]

女子ゴルフツアー 明治安田生命レディース第3日 ( 2023年3月11日    高知県 土佐CC=6228ヤード、パー72 )

<明治安田生命レディース第3日>16番、バーディーを決めギャラリーの声援に応える吉本ひかる(撮影・井垣 忠夫)
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 首位タイから7バーディー、ボギーなしでこの日ベストの65をマークした吉本ひかる(24=マイナビ)が通算16アンダーで単独首位に立った。2打差の通算14アンダー2位にはさきしょうこ(26=日本触媒)が続いている。

 黄金世代の吉本が65をマークして単独トップに立った。第1Rの途中から50ホール連続ボギーなしの安定感。「今日もショットが安定していて、昨日よりもいいパットが入ってくれて、落ち着いてプレーできました」と笑みを浮かべた。

 プロ参戦7年目。19年にトップ10に8度入るなど頭角を現した。何度も初優勝に近づきながら、一歩届かず。21年には1Wの飛距離が一時190ヤードまで落ちるスランプも経験した。体の動きとスイングを連動されるトレーニングなど技術的な向上はもちろん、精神的な余裕もできたという。「あの時(19年)は勢いでやっていた部分もあって。いろんな経験をして、いろんなことを考えながらゴルフをやれていると思う」と語る。

 首位で最終日を迎えるのは、2位に終わった昨年8月のNEC軽井沢以来となる。初優勝への意識を問われた24歳は、落ち着いた口調で言った。「今は意識しながら、それだけ自分のプレーに集中できるかかなって思っていて。今日も落ち着いて、自分のやることを決めてできていた。これがしっかりとできれば、優勝できるんじゃないかなと思います」。世代12人目の王者誕生となるか。ラスト18ホールに挑む。

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2023年3月11日のニュース