レイカーズが3連勝 7試合ぶり復帰のラッセルが28得点 八村は20分で16得点

[ 2023年3月11日 14:58 ]

ラプターズのバンブリートをマークするレイカーズの八村(AP)
Photo By AP

 東西両地区の9位同士となったロサンゼルス(カリフォルニア州)での一戦は地元のレイカーズが122―112(前半70―62)でラプターズを下し、3連勝を飾って33勝34敗。レブロン・ジェームズ(38)の故障離脱後は4勝2敗で、今季初の勝率5割まであと1勝と迫った。

 レイカーズは前半終了時点で8点をリードしたが第3Qでは15―28。しかし第4Qで37―22と巻き返してラプターズを振り切った。ここ5試合で計165得点を記録していたアンソニー・デービス(29)は8得点にとどまったものの、足首の故障から7試合ぶりに復帰したディアンジェロ・ラッセル(27)が第4Qに4本の3点シュートをたたきこんで18得点をマーク。チーム最多の28得点と9アシストを稼いで勝利に貢献した。

 八村塁(25)は第1Qの5分37秒からコートに登場。第4Qの出番はなかったものの20分の出場でフィールドゴール(FG)を9本中7本(うち3点シュートは2本本中1本)成功させて16得点と3リバウンドを記録。出場時間帯のチームスコアは「プラス21」だった。八村は7日のグリズリーズ戦でもFGを11本中7本決めており(計17得点)、2試合連続で7本以上のFGを成功させたのは今季初めてとなった。

 レイカーズではデニス・シュルーダー(29)が23得点、オースティン・リーブス(24)が18得点を稼ぐなど、八村を含めたベンチ勢が奮闘。ベンチスコアでは61―12とラプターズに大差をつけた。

 ラプターズは3連敗で32勝36敗。O・G・アヌノビー(25)がチーム最多の31得点をマークしたものの、終盤でレイカーズに振り切られた。

 西地区全体1位のナゲッツは敵地サンアントニオ(テキサス州)で14位のスパーズに120―128(前半67―68)で敗れて46勝21敗。最大15点をリードしながら下位チームに足下をすくわれ、4連勝のあとは連敗となった。

 3シーズン連続のMVPに突き進んでいるセンターのニコラ・ヨキッチ(28)は37得点、11リバウンド、11アシストで今季26回目(通算102回目)のトリプルダブルを達成。しかしヨキッチが個人成績3部門に2ケタの数字を残した試合で続いていたナゲッツの連勝は「29」でストップした。

 スパーズは3試合ぶりの白星で17勝49敗。15点差以上を追っていた試合は今季1勝35敗だったが、ケルドン・ジョンソン(23)が23得点、ダグ・マクダーモット(31)が20得点をマークしてリーグ最高勝率のナゲッツをなぎ倒した。

 東地区全体3位の76ersは地元フィラデルフィア(ペンシルベニア州)でトレイルブレイザーズに120―119(前半56―71)で競り勝って4連勝で44勝22敗。最大21点差のビハインドで一度もリードできないままに迎えた第4Qの残り1・1秒。今季の得点部門1位(33・3)でこの日39得点のジョエル・エンビード(28)が起死回生のジャンプシュートを決めて土壇場で試合をひっくり返した。

 トレイルブレイザーズは31勝36敗。アンファーニー・サイモンズ(23)が8本の3点シュートで34得点を挙げて試合を優位に進めていたが、第4Qで23―35とリズムを崩して勝利目前で76ersに白星を譲る形となった。

 <八村の全オフェンス>
 ▼第1Q(出場6分12秒=6得点)
(1)7分8秒=右サイドから3点シュート=○(アシスト・ラッセル)
(2)11分26秒・ペイント内でジャンプシュート。相手の反則を誘って3点プレー。
*フリースロー1本=○
 ▼第2Q(出場6分25秒=6得点)
(3)8分52秒・左サイドからインサイドにカット。ラッセルのパスを受けて左手でダンク=○(アシスト・ラッセル)
(4)10分6秒=左コーナーから3点シュート=×
(5)10分6秒・左サイドからドライブ。ダブルクラッチからバックサイドでレイアップ=○(アシスト・ラッセル)
(6)10分36秒・左ベースライン際でプルアップからジャンプシュート=×
(7)10分55秒・デービスのオフェンス・リバウンドからゴール下=○(アシスト・デービス)
 ▼第3Q(出場7分21秒=4得点)
(8)8分59秒・ペイント内でターンアラウンドからジャンプシュート=○
(9)11分7秒・右サイドからのドライブ。ペイント内でプルアップからジャンプシュート=○
 ▼第4Q(出場機会なし)

 <10日の結果>
*76ers(44勝22敗)120―119トレイルブレイザーズ(31勝36敗)
ホークス(34勝33敗)114―107*ウィザーズ(31勝36敗)*ヒート(36勝32敗)119―115キャバリアーズ(42勝27敗)
ネッツ(38勝29敗)124―123(延長)*ティンバーウルブス(34勝34敗)
*スパーズ(17勝49敗)128―120ナゲッツ(46勝21敗)
*レイカーズ(33勝34敗)122―112ラプターズ(32勝36敗)
 *はホームチーム

続きを表示

この記事のフォト

2023年3月11日のニュース