若元春「三役になると2桁も考えないと」小結2場所目、変わらず謙虚な姿勢の中に芽生えた自覚

[ 2023年3月11日 14:47 ]

荒汐部屋で若隆景(左)と申し合い稽古を行った若元春(撮影・前川 晋作)
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 大相撲の小結・若元春(29)が11日、大阪府堺市の荒汐部屋で8番の申し合い稽古を行った。十両・荒篤山(29)には得意の左差し、右上手を引く内容が多く4勝1敗。弟の関脇・若隆景(28)には左がなかなか差せず0勝3敗だった。

 初場所は新小結で9勝を挙げて勝ち越し。新入幕だった昨年初場所から7場所中6場所で9勝以上の好成績を続けてきた。「三役という地位になったからにはその責任を果たしたい。期待に応えないといけない」。謙虚で控えめな姿勢の中に、三役としての自覚も少しずつ備わってきた。

 今場所の三役は3関脇4小結。群雄割拠の次期大関争いの中で「みんな凄いなと思っている。(自分は)なんとかしがみついて残れるように」といつも通り大きな目標は口にせず。それでも「最低でも負け越さないように。三役になってくると2桁(勝利)というのも考えないといけない」と、大関獲りの起点となる10勝以上を見据えていた。

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2023年3月11日のニュース