十両・荒篤山「幕内に戻って、勝ち越しを目標に」29歳の誕生日に決意新た

[ 2023年3月11日 17:46 ]

若元春(右)の胸を借りてぶつかり稽古を行う荒篤山(左)。後ろは若隆景(撮影・前川 晋作)
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 大相撲の十両・荒篤山が11日、大阪府堺市の荒汐部屋で、本場所で使用する締め込みを締めて8番の申し合い稽古を行った。関脇・若隆景(28)と小結・若元春(29)の三役2人に番付の差を示される場面が多かったが、得意の突き押しで1勝するなど動きの良さも見せた。

 この日は29歳の誕生日。稽古後には、見学客から「お誕生日おめでとう!」という祝福の声もかかった。昨年の春場所は新入幕だったが、翌夏場所以来1年間幕内の番付から遠ざかっている。「幕内に戻って、まだ勝ち越したことないのでそこを目標に」と29歳の誓いを立てた。初場所では、東龍(35=玉ノ井部屋)が新入幕から10年かけて幕内で初の勝ち越し。「長く幕内にいたイメージあったので、けっこうびっくりしました」。ベテランの奮闘を刺激に、幕内での勝ち越しを目標に掲げた。

 東十両10枚目で臨む春場所(12日初日、エディオンアリーナ大阪)。「とりあえず一番一番自分の相撲を。勝ちにいくと体が動かなくなるので、勝つことにこだわらず自分の相撲を取りたい」と意気込んだ。

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2023年3月11日のニュース