東京SGは14点リード守れず今季初連敗 堀越共同主将「相手の精度が高かった」ラグビーリーグワン

[ 2023年3月11日 21:11 ]

ラグビーリーグワン第11節   東京SG29―41埼玉 ( 2023年3月11日    東京・秩父宮ラグビー場 )

<東京SG・埼玉>試合後の会見で反省の弁を述べる東京SGの田中澄憲監督(右)と堀越康介共同主将
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 昨季決勝以来の再戦で、東京SGは29―41で王者・埼玉に敗戦。今季初の連敗で、8勝3敗、勝ち点37と足踏みした。

 下位に低迷するトヨタにまさかの今季2敗目を喫してから1週間。最大14点差を付け、後半16分まではリードを保った試合内容に、田中澄憲監督は「先週と違ったパフォーマンスをしてくれた。前半は完璧に近い」と振り返った。だが、終わってみれば逆転負け。後半ロスタイムのトライで、相手のボーナスポイントをかろうじて阻止するのが精いっぱいだった。

 前半は攻守共にブレークダウンを支配。速いテンポの攻撃でディフェンスを崩し、2トライを奪った。だが後半は修正を図ってきた相手の後手を踏み、後半13分から4連続トライを許して一気に逆転された。共同主将で途中出場のフッカー堀越は「勝負の肝でスローダウンされた。相手の精度が高かった。さすがパナソニックのディフェンスだなと思った」を舌を巻いた。

 前半18分には相手にシンビンが出て数的優位となったが、ボールを保持され加点できず。逆に同25分にはNo・8タタフが反則の繰り返しとなりシンビンとなると、その後3点を返された。ゲームマネジメントの面でも差を見せつけられる結果に、CTB中村亮は「相手が耐えられたことが、うちは耐えられなかった」と反省。プレーオフでのリベンジに向け、堀越は「最後にやり返せるように、また一戦一戦やっていく。踏ん張りどころなので頑張りたい」と言葉に力を込めた。

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2023年3月11日のニュース