若隆景が青色の締め込みで最終調整 初優勝した1年前の再現へ「しっかり気持ちを作って集中」

[ 2023年3月11日 15:46 ]

若元春(左)と申し合い稽古を行った若隆景(撮影・前川 晋作)
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 大相撲の関脇・若隆景(28)が11日、大阪府堺市の荒汐部屋で6番の申し合い稽古を行った。十両・荒篤山(29)と小結・若元春(29)を相手に連続で取って6戦全勝。右差し左おっつけや前ミツを引いての厳しい攻めが見られた。

 春場所(12日初日、エディオンアリーナ大阪)を前日に控え、この日は青色の締め込みを体になじませた。昨年名古屋場所から先場所までは銀色の締め込みを使用。今場所どちらを使うかは「まだ分からない」としたが、初優勝を果たした1年前と同じ青色に戻す可能性が高いとみられる。

 2月中旬には高砂部屋に出向いて元大関の十両・朝乃山らと稽古を積んだ。その時に左の脇腹付近を痛めたが「問題ないです」と無事を強調。約1週間前から申し合いも再開しており、今は痛みはないという。

 今場所の三役は関脇3人小結4人。混戦の次期大関争いを抜け出すためにも「一日一番しっかり自分の相撲を取りきることを目標に」と平常心は崩さない。初優勝から1年、験の良い大阪場所へ「しっかり気持ちを作って、明日から集中してやっていく」と冷静に闘志を燃やした。

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2023年3月11日のニュース