「盗撮事件」の石見智翠館、ラグビー部は選抜大会予選の出場自粛か「全国大会に出ると炎上する」

[ 2023年2月10日 14:41 ]

石見智翠館高校
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 石見智翠館高校は10日、同校の寮で発生した盗撮事件に関して島根・江津市内で記者会見を開いた。竹迫繁校長らが出席。報道陣には「盗撮事件時系列」といった冊子が配られた。

 女子寮の風呂場で発生したとみられる今回の事件。すでに警察に全面協力をお願いしており、捜査が続いている。現在、男子のラグビー部や野球部など大半のクラブ活動が全体練習を中止しており、1時間程度の自主練習のみを認めている。2月12日からは全国高等学校選抜ラグビー中国予選が始まるが、同校は出場しない意向を竹迫校長は示した。

 「ラグビーの大会に、こういう状況下で学校として出す気はない。出しますと、仮に勝って全国大会に出ると、炎上するのは分かっている。絶対に避けるべきだと思う。全体で自粛をして、次のステップにつなげようと考えている。中国大会、出す気はありません」

 同校長はその後に「先ほどは自分の思いを先走ってしまった。(話したのは)私の気持ちはそうであるということ」と説明。今後は職員らと話し合う予定で、岡崎豊年副校長は出場に関して「白紙」とした。

 今回の盗撮は、9日発売の週刊文春(文芸春秋)が報じた。事件が表面化したのが1月20日。生徒から女性教諭に相談があった。内容は「iPhoneのエアドロップを通して、画像が入り込んできた。その画像に写っていた人物が友人に酷似していた」ことだった。その後、女性教諭が6枚の画像を確認し、同校生徒らしき人物と判断。同日に副校長から江津警察署に電話連絡し、警察が来校した。

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2023年2月10日のニュース