幕下・琴手計が29番取って16勝13敗 デビュー以来6場所連続勝ち越し期待の19歳が白熱の申し合い

[ 2023年2月10日 19:32 ]

琴砲(右)らと計29番の申し合い稽古を行った琴手計(撮影・前川 晋作)
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 大相撲の佐渡ケ嶽部屋の力士たちが10日、千葉県松戸市の同部屋で春場所(3月12日初日、エディオンアリーナ大阪)に向けて熱のこもった申し合い稽古を繰り広げた。

 幕内・琴勝峰(23)の弟の幕下・琴手計(19)は、同じ幕下の琴羽黒(20)や三段目の琴拳龍(19)らと計29番取って16勝13敗。鋭く踏み込んでからまわしを取っての攻めや、動きの良さを見せた。

 デビュー以来6場所連続で勝ち越し。西幕下22枚目で臨んだ初場所は4勝3敗で取り終え、早くも幕下15枚目以内が見えてくる地位へ駆け上がってきた。昨年初場所初土俵の同期生では番付最上位に。同学年では元高校横綱の落合(19=宮城野部屋)が幕下15枚目格付け出しから1場所で新十両昇進を決めており、その活躍にも刺激を受けて関取の座を目指していく。

 初場所で6勝1敗の好成績を挙げた幕下・琴砲(25)は、計28番取ってこの日最多の18勝。立ち合いから一気に持っていく圧力のある押し相撲を見せた。昨年初場所では自己最高位の幕下8枚目も経験。期待の幕下力士たちと日々激しい稽古を繰り広げ、今後への期待を持たせた。

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2023年2月10日のニュース