10月開催MGC パリ五輪想定コース発表「史上最も困難」 ラスト5キロに高低差30メートルの上り坂

[ 2023年2月10日 04:40 ]

発表された10月15日に行われるマラソン・パリ五輪選考のMGCコース
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 日本陸連は9日、都内で会見し、10月15日に行われる24年パリ五輪マラソン代表選考会「マラソン・グランド・チャンピオンシップ(MGC)」のコースを発表した。東京・国立競技場発着で8.5キロから32キロ付近まで周回コース。銀座や日本橋などを経て、ラスト5キロには高低差約30メートルの上り坂が待つ。21年東京五輪代表を決めた19年のMGCは2回だった折り返し地点が6回に増え、コンパクトながらペース配分の難しい設定となった。

 高低差156メートルなど「五輪史上最も困難なレース」になる可能性が指摘されているパリ五輪本番に通じる設定で、陸連の高岡寿成・中長距離マラソン担当シニアディレクター(52)は「ここで勝てる選手がパリのコースも攻略できる選手であってほしい」と話した。9日時点で男子48人、女子26人が出場権を獲得しているMGCは、男女上位2人ずつがパリ五輪代表に内定する。

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