屈指の好カードも空席目立つ ラグビーリーグワン 2季目も苦難の船出

[ 2022年12月17日 20:33 ]

ラグビーリーグワン第1節 ( 2022年12月17日    埼玉・熊谷ラグビー場 )

<埼玉・BL東京>リーグワン開幕戦でも空席が目立った熊谷ラグビー場のスタンド
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 リーグ創設2シーズン目が開幕し、昨季王者の埼玉は同4位のBL東京を22―19で下し、2連覇へ白星発進を決めた。上位チーム同士の好カードは、今秋の日本代表に参加した選手が計10人出場して最後まで接戦となったが、観客数は1万557人と伸び悩み、スタンドは空席が目立った。

 1部は3試合で開幕したが、BR東京―相模原戦が行われた東京・秩父宮ラグビー場は5842人、トヨタ―静岡戦の愛知・豊田スタジアムは1万2213人と、いずれも集客は苦戦した。日本代表が史上初の8強入りを果たした19年W杯日本大会直後のシーズン(旧トップリーグ)は1開催平均1万1000人を超える人気を集めたが、コロナの影響で途中打ち切り。今季は入場人員規制のない開幕となったが、集客面の課題が改めて浮き彫りとなった。

 リーグワンではレギュラーシーズンの各試合がホストチームの主管となり、チケット販売が行われている。埼玉のある関係者は「なかなか(集客が)難しい。東京から来るお客さんは限られる。われわれは、この(ホームの熊谷ラグビー場)周りから来てもらえるようにしないと」と課題を口にした。

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2022年12月17日のニュース