アメフト甲南大　ランランランで1部残留決めた　圧巻413ヤードの地上戦で大阪公立大撃破

関西学生アメリカンフットボール１部2部入れ替え戦   甲南大36―26大阪公立大 （ 2022年12月17日    たけびしスタジアム京都 ）

＜甲南大・大阪公立大＞　第2Q、攻め込む甲南大・長尾（右）　（撮影・亀井　直樹）
Photo By スポニチ

　雨の京都で、甲南大が1部残留を決めた。上位校との対戦でも「爪跡」を残したQB竹原隆晟（4年）のパスでなく、中央のランプレーで大阪公立大ディフェンスに対抗。RB長尾武紀（4年）が2TDを奪うなど、地上戦で413ヤードを走り、初の昇格を目指すチャレンジャーを堂々と退けた。

　「相手ディフェンスの戦い方が（ビデオで観た）リーグ戦と違っていて、最初は戸惑ったけど、ラインの迫力は1部の方があったので、徐々に走れるようになった」

　長尾は声を弾ませた。今季は同大との不戦勝を除き、リーグ戦全敗。終盤3試合はオフェンスで1点も取れず、危機感だけが4年生を支配していた。

　「来年は今年よりも部員が少なくなる。後輩には、頑張ってほしい」

　ヒーローは「レッドギャング」の復活を託した。