藤井瑞希さんが公表 再生不良性貧血とは 100万人に8人が発症の国指定の難病 血液成分が減少

[ 2022年9月22日 19:59 ]

藤井瑞希さん
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 12年ロンドンのバドミントン女子ダブルスで銀メダルを獲得した藤井瑞希さん(34)が22日、自身のツイッターを更新。国が難病指定している「再生不良性貧血」と診断されたことを伝えた。

 8月の人間ドックの血液検査で異常が認められたため、再検査を行った結果、判明したという。再生不良性貧血とは、国が指定する難病のひとつで、造血幹細胞と呼ばれる血液細胞の減少で、白血球、赤血球、血小板といった血液成分が減少する病気。

 骨髄中の造血幹細胞が何らかの原因で傷害されることで発症する。ほとんどが後天性で、100万人に8人が再生不良性貧血と診断されている。男女とも10~20歳代と70~80歳代が多い。

 白血球の減少による感染症、赤血球の減少による貧血症状や脳、筋肉、心臓などの全身に酸素欠乏の症状、血小板の減少によるあざや出血などの症状が見られ、治療は免疫抑制療法、造血幹細胞移植、タンパク同化ステロイド療法、支持療法などがある。発症後早期に的確に治療された場合には、7割以上が輸血不要となるまで改善するという。

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