柴原組 サーブ不調で初戦敗退、ステファニとの初ペア調整不足

[ 2022年9月22日 05:20 ]

女子テニス 東レ・パンパシフィック・オープン第3日 ( 2022年9月21日    有明テニスの森公園 )

ダブルス1回戦でプレーする柴原瑛菜(右)、ルイザ・ステファニ組
Photo By 共同

 ダブルス1回戦で柴原瑛菜(24=橋本総業)ルイザ・ステファニ(25=ブラジル)組は第2シードのガブリエラ・ダブロウスキー(30=カナダ)ジュリアナ・オルモス(29=メキシコ)に3―6、1―6で敗れた。土居美咲(31=ミキハウス)奈良くるみ(30=安藤証券)組も敗退。日本勢はシングルス5人、ダブルス6組が出場したが、大坂なおみ(24=フリー)以外は初戦で姿を消した。

 柴原は第1セット第2ゲームに2連続でダブルフォールトするなどサーブが不調。ショットも腕を振り切れず精度を欠いた。肩と背中に張りを感じ、テーピングを施してのプレー。ムハンマド(米国)と組んだ全米オープン(8月29日~9月11日)に続き、2大会連続で同じペアに屈し「体の調子が100%ではなく、思い切ってサーブを打てなかった。悔しい」と唇をかんだ。

 ステファニとは今大会で初めてペアを組み、一緒に練習したのは試合前日だけ。準備不足も完敗の一因だった。日本人の両親を持ち、生まれ育ちは米カリフォルニア州。母国開催の大会で昨夏の東京五輪に続き1回戦で姿を消したが「皆が応援してくれてうれしかった」と振り返った。

 《単複敗退の奈良 現役引退「幸せな時間」》今大会限りの引退を表明している奈良がダブルス1回戦で敗戦。シングルスも予選敗退しており、13年のプロ生活に終止符が打たれた。ペアを組んだ土居は同じ91年生まれで、07年ウィンブルドンジュニア準優勝時もパートナー。「みっちゃん(土居)がいなければここまで来られなかった。幸せな時間でした」と涙した。世界ランキング最高位は14年に記録した32位。今後もテニスに関わる意向だが「まずは、いかつい筋肉を落として女性らしい体になりたい」と笑った。

 ◆22日の東レ・パンパシフィック・オープン放送予定
 ▽WOWOWライブ 11・55~、17・20~(シングルス2回戦)
 ※WOWOWオンデマンドでライブ配信

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