大坂なおみ腹痛で2回戦を棄権 大会側は「来年以降もぜひ出場してもらいたい」東レPPO

[ 2022年9月22日 16:44 ]

大坂なおみ
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 女子テニス東レ・パンパシフィック・オープン(PPO)のシングルスに出場していた世界ランキング48位の大坂なおみ(フリー)が世界16位のベアトリス・アダドマイア(ブラジル)との2回戦を棄権した。22日午後5時30分以降のセンターコート第4試合に組まれていたが、アダドマイアの不戦勝となった。

 大会主催者は棄権理由を「腹痛のため」と発表。大坂は主催者を通じ「今日は出場することができず、本当に申し訳ありません。日本の素晴らしいファンの前で、東レパンパシフィック・オープンでプレーできることを光栄に思っています。これまでも、そしてこれからも、東レPPOは私にとって特別な大会です。今日もコートに立ちたかったのですが、体が許してくれません。今週はたくさんの応援をありがとうございました。また来年お会いしましょう」とコメントした。

 関係者によると、この日の大坂は午後3時30分から直前練習を行う予定だったが、正午前に代理人を通して棄権の連絡が入ったという。大会側には一部チケット購入者から払い戻しの要望が来たが、他の試合も組まれているために規約通り応じなかった。中川裕トーナメントディレクターは「本当に残念。お客さんには申し訳ない気持ちでいっぱい」と神妙な面持ち。その上で「体調不良なので仕方ない。大坂選手はこの大会(東レPPO)を特別に思ってくれているので、ケガなどがなければ来年以降もぜひ出場してもらいたい」と語った。

 東レPPOは新型コロナウイルスの影響で3年ぶりの開催。前回19年覇者の大坂は20日の1回戦で、世界55位のダリア・サビル(ブラジル)と対戦。相手が第1セット第2ゲーム途中で左膝を痛めて棄権し、わずか7分のプレーで2回戦進出を決めていた。予期せぬ形で初戦を突破した前回王者が、予期せぬ形で大会を去った。

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2022年9月22日のニュース