元学生横綱・川副が獅司に敗れ勝ち越しお預け 3勝3敗の逆境も前向き「早いうちに経験できてよかった」

[ 2022年9月22日 15:07 ]

大相撲秋場所12日目 ( 2022年9月22日    東京・両国国技館 )

<大相撲秋場所12日目>獅司に上手投げで敗れた川副(撮影・藤山 由理)
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 昨年の学生横綱で幕下15枚目格付け出しの川副(23=宮城野部屋)がウクライナ出身の獅司(25=入間川部屋)に敗れて3勝3敗となった。

 身長で25センチ、体重で55キロ大きな相手に対して、立ち合い左前ミツ狙いから左を差して相手の左脇に首を入れる体勢に。内掛けで相手の寄りをこらえてから首を抜いてもろ差しになると一気に前に出ていったが、獅司の掛け投げ気味の豪快な右上手投げに屈した。「もろ差しになったところで焦りすぎた。もうちょっと正面じゃなくて横につくべきだった」と悔しそうな表情。大きな相手を攻め込む場面も見せたが、あと一歩及ばなかった。

 これで3勝3敗。勝ち越しは7番相撲に持ち越された。「いろいろ経験できている。ラストの相撲で勝たないといけないというのも、早いうちに経験できてよかったと思っています」。プレッシャーがかかるはずの逆境をもプラスに捉え、デビュー場所の勝ち越しが懸かる最後の一番へ臨んでいく。

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