十両・栃丸が負け越し 関取残留へ負けられない終盤戦へ「思い切ってもっと自分の相撲を」

[ 2022年9月20日 20:17 ]

大相撲秋場所10日目 ( 2022年9月20日    東京・両国国技館 )

<大相撲秋場所10日目>大奄美に押し出しで敗れた栃丸(右)(撮影・西海健太郎)
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 十両の栃丸(30=春日野部屋)が大奄美(29=追手風部屋)に押し出しで敗れて8敗目を喫し、負け越しが決まった。

 同学年の大奄美は、栃丸が小学校6年生でわんぱく横綱を獲得した時の全国大会決勝の相手。かつてのライバルとプロでは6年ぶり、十両では初めての対戦となった。もろ手突きから突っ張りを繰り出すも大奄美の前に出る圧力に屈して敗戦。この日は突きの回転がいつもより少なく「自分の相撲を取りきれなかった」と悔やんだ。

 負け越しは決まったが、残り5日の結果次第では十両残留の可能性もまだ残されている。「残り5日あるのでしっかり直していけたらなと思います。思い切ってもっと自分の相撲取れるように頑張ります」。苦労してつかんだ十両の座を死守するべく、負けられない戦いの終盤戦へ臨んでいく。

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2022年9月20日のニュース