うっちゃり鮮やか！！元学生横綱・川副“得意技”で3勝目も反省「ケガをするような相撲は避けたい」

大相撲秋場所10日目 （ 2022年9月20日    東京・両国国技館 ）

＜大相撲秋場所10日目＞うっちゃりで琴裕将を破る川副（撮影・西海健太郎）
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　昨年の学生横綱で幕下15枚目格付け出しの川副（23＝宮城野部屋）が元十両の琴裕将（28＝佐渡ケ嶽部屋）をうっちゃりで破って3勝目を挙げた。

　立ち合いから押し込まれてから右四つに組み合い、琴裕将に両まわしをガッチリ引かれて詰まった土俵際、川副の“得意技”がさく裂した。左の上手は取れないまま、突き落としながら大きく体を反らせて右へうっちゃり。“うっちゃり王子”とも呼ばれた学生時代に何度も決めてきた逆転技をプロで初めて披露し、館内を大いに沸かせた。

　「うっちゃりみたいな体勢にはならないでおこうと思っているんですけど」と本来は前に出る相撲を心掛けている。「ケガをするような相撲はなるべく避けていきたい」と内容の改善を誓った。

　4番相撲では千代嵐に立ち合い変化で敗れ、経験の差を痛感した。これで3勝2敗と白星を先行させ、勝ち越しまであと1勝。「先は見ていないので、一番一番勝っても負けても思い切りいく」と残り2番へ気を引き締めた。