【二所ノ関親方 真眼】翔猿 アウトボクサーのような「手」と「間」で横綱攻略

[ 2022年9月13日 04:10 ]

大相撲秋場所2日目 ( 2022年9月12日    両国国技館 )

照ノ富士(右)を攻める翔猿(撮影・西海健太郎)
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 最近は多士済々の小兵力士が活躍していますが、翔猿の武器は攻守の軸となっている「手」です。頭から当たっていくのでなく手を先に出しながらの前さばきで変幻自在の攻めを組み立てる。相手にとっては相当厄介な存在です。

 照ノ富士戦はまさに「ヒット&アウェー」、アウトボクサーのような相撲でした。攻めすぎず、守りすぎず自分の「間」をキープできた。一回押して、相手が来ると思ったら離れながら勝機を狙う。手をよく使っているから、相手も前に出てこられない。横綱もまんまと術中にはまった印象です。運動神経もいいし、考えた相撲を取っていました。

 照ノ富士は下からの攻めで体を浮かせることができれば良かったのですが、体が真っすぐ伸びてしまった。肩越しに上手を取らなければならない状況となったのが敗因です。「間」を詰めすぎないという攻略のヒントを他の力士に与えてしまっただけに、大きな1敗となるかもしれません。(元横綱・稀勢の里)

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