パリの星シダマツは初メダルならず涙 志田千陽「この経験を今後に生かしたい」

[ 2022年8月26日 15:09 ]

志田(左)、松山組(AP)
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 バドミントンの世界選手権第5日は26日、東京体育館で各種目の準々決勝が行われ、女子ダブルスで世界ランキング同5位の“シダマツ”こと志田千陽(25)、松山奈未(24)組(再春館製薬所)は同4位の韓国ペアに0―2で敗れ、初のメダル獲得はならなかった。

 3月の全英オープンを制するなど国際大会で好き結果を残してきたが、東京五輪、世界選手権とも銅メダルの実力を持つ相手に序盤から主導権を握られた。第1ゲームは最大8点差を2点差まで詰める粘りを見せたものの、16―21、続く第2ゲームは15―21で落とした。

 3位決定戦がないため、勝てば地元開催の世界選手権で初のメダルが確定していたが、届かず。志田は「自分たちの弱いところがたくさん出てしまった」、松山も「点数がほしい場面で点をとれなかったことが敗因。いつもとは違う緊張があった」と目を潤ませた。

 昨夏の東京五輪には出場できなかったが、その後に急成長。目指すは24年パリ五輪。志田は「まだまだだなと感じた。もう一度、プレーを見直して、もう一回向き合って、この経験を今後に生かしたい」と前を向き、松山は「まだまだだと思うところがたくさんあったので、もっともっと強くならなくちゃいけないと思った」と巻き返しを誓った。

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2022年8月26日のニュース