ソフト日本代表・宇津木監督 福島での日米対抗戦は「報告と感謝」 有観客開催に期待感

[ 2022年8月5日 16:52 ]

福島市の木幡浩市長(中央)から記念品の法被を贈られ、笑顔の(左から)日本代表・内藤実穂主将、宇津木麗華監督、(木幡市長)、米国代表ヘザー・タール監督、アリソン・カルダ主将
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 ソフトボールの日米対抗戦(6日開幕)の公式練習が5日、福島市の県営あづま球場で行われ、両チームに福島市の木幡浩市長から記念品の法被(はっぴ)が贈られた。

 この日から福島市では400年以上の歴史を持つ「福島わらじまつり」が開催されており、法被は福島の桃をイメージさせる鮮やかなピンク色で、選手一人一人の名入り。日本代表・内藤実穂主将は「うれしいです。似合ってますよね?」とご満悦。米国代表のアリソン・カルダ主将も「KAWAII(カワイイ)」と言いながら指で小さなハートマークをつくり、感激の面持ちだった。

 昨夏の東京五輪で金メダルを獲得した日本と銀メダルの米国の対戦だが、両チームとも若返り。日本代表はメンバー18人中、五輪経験者は8人、米国代表は14人中、五輪経験者はカルダ主将1人だけだ。7月のワールドゲームズ・バーミングハム大会の決勝で米国に敗れた日本代表の宇津木麗華監督は「すべてを知っている訳ではないけど、若くて勢いのあるチーム」と印象を語り、「次の五輪は(ソフトボールが実施されず)出られないけど、その次はロサンゼルスなので、そこにつながるような素晴らしい試合を」と期待した。

 東京五輪で開幕戦を含む1次リーグ1、2戦を戦った思い出の場所で宿敵との再戦。五輪は無観客だったが、今回は有観客開催で、指揮官は「(金メダルの)報告と感謝を伝える場」と位置付けている。「みなさんの前で試合ができることを楽しみにしている。感謝の気持ちを持って熱いプレーをしたい」。内藤主将も「ファンの方も楽しみにしてくれていると思うので、良いプレーができるように頑張ります」と気合を入れた。

 日本代表は午後0時30分から2時間、ロングトス打撃、フリー打撃、シートノックなどに汗を流し、米国代表は午後3時から小雨の中でケース打撃を行うなど精力的に練習。6日から始まる3連戦に備えた。

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