コロナ下の初っ切りは“新様式” マスク着用、行司が「密です!」毒霧は行わず

[ 2022年8月5日 14:35 ]

巡業で行われた初っ切り。途中でマスクを付ける場面も(撮影・前川 晋作)
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 大相撲夏巡業が5日、東京都立川市でスタートした。これまで新型コロナウイルス感染拡大の影響で中止が続いており、19年12月以来2年8カ月ぶりの巡業開催となった。

 花相撲の人気企画である「初っ切り」は“新様式”で行われた。足で蹴り倒す禁じ手を紹介したり、ハリセンで頭を叩いたりして盛り上げるのは従来通り。以前は毎回行われて笑いを取っていた、口に含んだ水を相手の顔に吹きかける“毒霧”のようなパフォーマンスは、感染予防の観点から当然行われなかった。

 代わりに、コロナ下ならではのくだりもあった。至近距離で声を発する時にはマスクを着用。力士2人が行司に詰め寄る場面では、行司が「密です!」と言って距離を取って笑いを誘った。

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2022年8月5日のニュース