入間川巡業部副部長「今日が大事な第一歩」巡業の“新様式”ふれあいと感染対策の両立を模索

[ 2022年8月5日 16:00 ]

マスクを着用しながら相撲甚句を歌う力士たち(撮影・前川 晋作)
Photo By スポニチ

 大相撲夏巡業が5日、東京都立川市でスタートした。これまで新型コロナウイルス感染拡大の影響で中止が続いており、19年12月以来2年8カ月ぶりの巡業開催となった。

 巡業部副部長の入間川親方(元関脇・栃司)は「やっと来たなという感じ。やれる状況じゃないということで悔しい思いをしてきた。協会も勧進元も、感染対策をどうしたらいいか学びました」と2年8カ月ぶりとなった開催に実感を込めた。「やっと開けた巡業です。今日が大事な第一歩。楽しみに待っていたファンの方々に元気な姿を見ていただきたい」と感謝を込めて呼びかけた。

 できる限りの感染対策を講じて行われる。申し合い稽古では1グループを5~6人とし「土俵上以外はマスクを着用。(申し合いの)次の組は土俵下に入れるが、それ以外は入れない」と制限を設けた。また、巡業ならではの楽しみであるファンとのふれあいも制限。握手会は行わず「非接触型」の写真撮影会でファンを楽しませた。同親方は「巡業の楽しみは、本場所にはない力士との距離感。ふれあいと感染対策の両立はなかなか難しいけど、考えながら進めていく」と、工夫を凝らしながら巡業の“新様式”を築いていく方針を示した。

続きを表示

この記事のフォト

2022年8月5日のニュース