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TBS人気番組「SASUKE」が五輪種目候補に 近代五種テスト大会で番組セットの使用決定

[ 2022年6月27日 17:00 ]

SASUKE(C)TBS
Photo By 提供写真

 TBSは27日、1997年から放送を続ける人気番組「SASUKE~Ninja Warrior~」が五輪種目候補となったことを発表した。世界160以上の国と地域で放送し、現地版も20カ国以上で制作されている世界的人気番組が「近代五種」競技の一つに加えられる可能性が出てきた。

 1912年のストックホルム大会から実施されている五輪競技で、水泳、フェンシング、レーザーラン(射撃+ランニング)、馬術の5種目で争われる近代五種。長い歴史、過酷さから「キング・オブ・スポーツ」とも称される。国際近代五種連合(UIPM)は5月2日、2024年のパリ五輪後に近代五種から「馬術」を外し、新たな競技として「障害物レース」を試験導入すると発表。UIPMによると、障害物レースの五輪競技化に向けて、これまで積極的にロビー活動を展開してきた国際団体「World Obstacle」との共催で2種類の障害物レースをテストする予定だという。

 6月27、28日にトルコ・アンカラで行われる近代五種ワールドカップ・ファイナルの後に最初のテスト大会が行われるが、TBSは「SASUKE~Ninja Warrior~」の番組セットを使用できないか、とUIPM、World Obstacleからの要請を受け、大会に協力することで合意。実際にフランスやポーランドなど、欧州での現地版収録で使われている番組セットがテスト大会で使用されることになった。

 使用予定の番組セットは、「Wall Flip」「Parallel Pipes」など4種類。世界から集まる近代五種選手は、初日に使用感などを確認した上で、2日目に記録大会に臨む。参加選手の1 人、ソフィア・エルナンデス(グアテマラ)は、「障害物レースをトライすることに興奮しているのと同時に、楽しくてクールだといいなとも期待しています。難しいのではと少し緊張もしますが面白いと思うし、参加者にとってよい機会になると思います。私は『SASUKE~Ninja Warrior~』の番組視聴者で、タフなコースをクリアする出場者にいつも感心しています」と大会に向けての期待を寄せている。

 アンカラ大会を含め、複数回行われるテストを経て12月のIOC(国際オリンピック委員会)理事会で正式競技として採択されれば、2028年ロサンゼルス五輪から「SASUKE~Ninja Warrior~」が五輪競技となり、人気テレビ番組が五輪競技化という異例の変貌を遂げることになる。

 ▼国際近代五種連合(UIPM) クラウス・ショーマン会長
 近代五種を、オリンピック競技の中でも最も人気があり、アクセシビリティがあり、ワクワクするスポーツへと変えるため、UIPMはこれまで包括的かつ透明性のあるプロセスをとってきました。アンカラで行われるテストイベントは非常に重要なステップです。TBSとWorld Obstacleの協力を得て設定されるコースで実際に近代五種選手や障害物レースのアスリートが試すことを、私たちは楽しみにしております。

 ▼World Obstacle イアン・アダムソン会長
 TBSとUIPMと一緒に近代五種に取り組むこと、非常に興奮しています。障害物レースは、5種競技において長い歴史をもっています。『SASUKE~Ninja Warrior~』という160以上の国と地域で何百万もの視聴者が見てきた障害物レースが5種目に採用された場合、ステークホルダーにとって、より番組視聴者が拡大し、オリンピック放送におけるスポーツの魅力をさらに高める可能性があると考えています。

 ▼TBSテレビ・村口太郎(番組プロデューサー)
 TBSで1997年にスタートした番組が世界中でも人気番組となり、今回、さらに大きくはばたく可能性があると聞いて興奮しております。「SASUKE」のコンセプトが近代五種競技の1種目としてオリンピックの舞台に立つことを楽しみにしています。

 ▼TBSテレビ・高島美穂(「SASUKE」フォーマット担当)
 世界で人気を博している『SASUKE~Ninja Warrior~』はTBSが長く培ったコンテンツ力の結集です。UIPM・World Obstacleにご協力し、障害物レースの可能性を一層広げていけたらと思います。

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