稲森、逆転で今季2勝目 フェアウエーキープ率は91%超え「手応えあった」

[ 2022年6月27日 05:20 ]

男子ゴルフツアー プレーヤーズチャンピオンシップ・サトウ食品最終日 ( 2022年6月26日    栃木県西那須野CC=7036ヤード、パー72 )

18番、バーディーパットを沈め優勝を決めた稲森(右)は芳賀キャディーの肩を抱き寄せる(撮影・西川祐介)
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 1打差2位から出た稲森佑貴(27=国際スポーツ振興協会)が8バーディー、1ボギーの65と伸ばし、通算23アンダーで逆転優勝した。今季2勝目、ツアー通算4勝目。大西魁斗(23=ZOZO)が65で回って1打差の2位に続き、首位から出た宮本勝昌(49=フリー)は68と伸ばしきれず2打差の3位で終えた。

 通算2桁アンダーは半数を超える39人を数えた。伸ばし合いを制したのは国内屈指のショット巧者・稲森だ。終盤の競り合いを連続バーディーで抜け出し、「今季は複数回の優勝が目標だったので、早めに2勝目が獲れてひと安心。手応えはあった」と胸を張った。

 6季連続1位のフェアウエーキープ率は今大会も91・071%で1位。この日はグリーンを一度も外さず、チャンスを量産した。最難関の17番パー3で第1打を80センチに寄せ、スコアを伸ばして首位に並ぶ。最終18番では5メートルをねじ込み、決勝のバーディーとした。

 国内ツアーは次戦まで1カ月以上間が空く。稲森は次週、米国開催のLIV招待に参戦の予定だ。話題の新ツアーだが「スキルアップのためというか、頑張って勝負したい」と意欲満々に語った。

 ▼2位・大西魁斗 出だしはパットが入らなかった。後半は少しずつ入り始めたけど、こういう結果なのでまた出直したい。いつか必ず優勝に届くと思う。(23歳は初優勝に1打及ばず)

 ▼3位・宮本勝昌 あの17番は入ったと思ったのに感覚がずれていた。ショックだった。もう1回、チャンスは来るかなあ。(49歳は勝負どころの17番で2メートルのパーパットを外して)

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2022年6月27日のニュース