東海大が国士舘大を破り6連覇 村尾主将、代表戦で全日本王者の斉藤立に一本勝ち

[ 2022年6月27日 05:20 ]

柔道全日本学生優勝大会最終日 ( 2022年6月26日    東京・日本武道館 )

柔道全日本学生優勝大会男子決勝の代表戦で、組手争いをする東海大・村尾(左)と国士舘大・斉藤
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 体重無差別の7人制で争う男子は、東海大が決勝で国士舘大を破り、6連覇を達成した。1―1で迎えた代表戦で90キロ級の村尾三四郎主将(4年)が今年の全日本王者の斉藤立(3年)に延長12分18秒、縦四方固めで一本勝ち。

 約75キロの体重差をはねのけ“柔よく剛を制す”を体現し「心に残る試合になった。連覇をつなげて良かった」と心の底から喜んだ。パリ五輪代表候補に挙がる村尾の活躍に、上水研一朗監督も「正直、諦めの気持ちだった。大した男」と称えた。

 《斉藤立「100%ではなかった」》国士舘大の斉藤は決勝の本戦で引き分けに持ち込まれ、代表戦ではまさかの一本負け。右膝故障の影響で、稽古は直前2週間しかできなかった影響から動きも悪く、敗戦後は取材に応じなかった。吉永慎也監督は「言い訳になるが100%ではなかった」と説明。10月の世界選手権(タシケント)に向け、モンゴルでの国際合宿を経て国際大会に出場する見込みで、全柔連の井上康生強化副委員長は「屈辱をバネに成長してほしい」と期待した。

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2022年6月27日のニュース