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新入幕・錦富士「ようやくスタートラインに立てた」三本木農業高の同級生・阿武咲との対戦熱望

[ 2022年6月27日 12:22 ]

名古屋場所の番付表を手にする新入幕の錦富士(左)と伊勢ケ浜親方(日本相撲協会提供)
Photo By 提供写真

 大相撲名古屋場所(7月10日初日、愛知・ドルフィンズアリーナ)の新番付が27日、発表され、新入幕を果たした錦富士(25=伊勢ケ浜部屋)が都内の部屋からオンライン会見を行った。

 吉報は朝起きてすぐに届いた。「たくさんの方からお祝いのメッセージが来ていて、番付表を見る前に知りました」。夏場所は西十両6枚目で11勝。上がれるか微妙な状況だったが、昇進が決まって少しずつ実感が湧いてきた。

 入門から3年で十両目前となる幕下3枚目まで番付を上げたが、そこから左肘のケガに苦しんだ。1年後に新十両に昇進し、そこからさらに2年かかっての新入幕。会見に同席した師匠の伊勢ケ浜親方(元横綱・旭富士)は「やっと上がったなという感じ。肘をケガしていなかったらもう少し早く上がれた」と評価した。体重は新十両時から約10キロ増えて152キロに。「地道な稽古で体をしっかり作ってきている。幕内で取れる体になってきた」と弟子の成長に目を細めた。

 錦富士は、師匠や安治川親方(元関脇・安美錦)、兄弟子の宝富士らと同じ青森県出身。地元では「十両に上がっただけで満足するな」と言われていたといい「ようやくスタートラインに立てた」と決意を新たにした。対戦したい力士には、青森・三本木農業高のチームメートだった阿武咲の名前を挙げた。「今までずっと対戦してきて負けて悔しい思いをしてきたので、今場所当たった時はしっかり勝ちたい」とライバル視。高校1年時に国体で個人優勝するなどの実績を残して高校中退して角界入りした同級生と、幕内の土俵で再会できることを心待ちにした。新入幕での目標は「しっかり当たってスピードのある相撲を15日間取って結果につなげること」。大勝ちは意識せず「一日一番の積み重ねが勝ち越し、2桁、三賞へとつながっていければ」と力を込めた。

 ◇錦富士 隆聖(にしきふじ・りゅうせい)本名=小笠原隆聖。1996年(平8)7月22日生まれ、青森県十和田市出身の25歳。小3から地元の志道館で相撲を始め、小6でわんぱく相撲全国大会8強。十和田中3年で全中8強。三本木農業高1年で全国高校総体団体優勝(中堅で予選1回戦のみ出場)。3年時に全国選抜宇佐大会個人戦3位。近大を2年で中退。伊勢ケ浜部屋に入門し16年秋場所初土俵。16年九州場所で序ノ口優勝。17年初場所で序二段優勝。20年春場所で幕下優勝。20年秋場所で新十両。22年夏場所で十両優勝。1メートル83、152キロ。

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