女子バレー 24年パリ五輪メダル獲得へ、ロンドン五輪銅戦士がサポート

[ 2022年5月6日 18:55 ]

パリ五輪でのメダル獲得をサポートするために発足した「アントラージュfromロンドン」のメンバー。(左から)石田瑞穂、新鍋理沙、江畑幸子、狩野舞子、迫田さおり、木村沙織、中道瞳、山口舞、井上香織、大友愛、佐野優子、竹下佳江の各氏
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 日本バレーボール協会は6日、東京都内で記者会見し、女子日本代表「火の鳥NIPPON」の今季の陣容やスローガンなどを発表した。4月10日から第1回合宿を実施し、3月31日に発表された日本代表登録メンバー39人を23人に絞り込み。7日から2回の合宿を経て31日に米国で開幕する「ネーションズリーグ2022」で本格始動する。

 5年ぶりに復帰した真鍋政義監督(58)は世界への突破口を見いだすという意味から今季のスローガンを「BREAKTHROUGH」としたことを明かし、24年パリ五輪の目標を「メダルを獲得する。メダルへ挑戦」と明言した。

 東京五輪が1年延期となったことでパリ五輪までの残された期間が少ないことから真鍋監督は「オールジャパン体制」で臨むとし、その一つとして自らの発案で「アントラージュfromロンドン」を発足させた。「アントラージュ」は選手を取り巻く関係者を意味する言葉で、12年ロンドン五輪で銅メダルを獲得した荒木絵里香さん、竹下佳江さん、木村沙織さんら当時のメンバー13人に協力を要請。「時間の許す限り練習に参加してもらって、現役選手にアドバイス、メダル獲得までの過程や準備など成功体験を交えてアドバイスをして欲しいという思いでつくりました」と説明した。

 また、パリ五輪でのメダル獲得へ(1)サーブ(2)サーブレシーブ(3)ディグ&アシスト(4)失点の少なさを世界一にする(5)団結力…の“5つの武器”を持つことを掲げた。データバレーの印象が強い指揮官だが、5番目に団結力を加えた理由として「身長が低い日本が目標を達成するためには見えない力も必要」と強調した。まずは世界トップチーム16カ国が出場するネーションズリーグでのファイナル進出、そして世界選手権(9~10月、オランダ、ポーランド)での3次ラウンド進出を目指す。
 

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2022年5月6日のニュース