【黒鷲旗バレー】サントリー連覇でVリーグと2冠! 西田も感涙「プレッシャーはあった」

[ 2022年5月6日 05:30 ]

黒鷲旗全日本男女選抜バレーボール大会 男子決勝   サントリー3-0ジェイテクト ( 2022年5月5日    丸善インテックアリーナ大阪 )

黒鷲旗決勝<サントリー・ジェイテクト>得点に両手を広げてコートを駆け回って喜ぶサントリー・西田(撮影・岸 良祐)
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 男女決勝が行われ、ともに前回開催された2019年大会の覇者が連覇した。男子のサントリーは9度目の優勝でVリーグと2冠を達成。セッターの西田寛基(24)が大会を通して成長しベスト6に選ばれた。黒鷲賞(最高殊勲選手賞)は男子のムセルスキー・ドミトリー(33、サントリー)、女子のクラン・ヤナ(34、東レ)ともに2大会連続の選出となった。

 サントリーを優勝に導いた西田の目から涙があふれる。「プレッシャーはあった。でも覚悟を決め、無事に結果を残せた」。Vリーグでは主にピンチサーバー。日本代表でもあるチームの正セッター、大宅が不在で今大会はフル出場した。

 山村宏太監督は西田をあえて追い込んだ。「リーグ戦前には苦しんでトスを上げられる状態ではなかった。今大会は一人しかいない背水の陣、逃げ道のない状況でストレスをかけた。それに打ち勝ってくれた」。常勝軍団となるには全体の底上げが必要。準決勝まで伸び伸びプレーした西田が決勝で見せた硬さも今後の“のびしろ”だ。本人も「いろいろコミュニケーションを取って、いいイメージで挑めた」と手応えをつかんだ様子だった。

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