ラグビー女子日本代表、バーバリアンズに勝利で豪州遠征2連勝 鈴木実沙紀「チームの強みが出せた」

[ 2022年5月6日 16:04 ]

オーストラリアンバーバリアンズ戦に勝利したラグビー女子日本代表(日本ラグビー協会提供)
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 オーストラリア遠征中のラグビー女子日本代表サクラフィフティーンは6日、ブリスベンでオーストラリアンバーバリアンズとキャップ非対象試合として対戦し、24―10で勝利した。1日のフィジー代表とのテスマッチ勝利に続いて2連勝となった。

 日本代表はレスリー・マッケンジー・ヘッドコーチ(HC)と選手3人が新型コロナウイルス陽性判定となるなど、当初の予定からメンバー4人を入れ替えて挑んだ。それでも、前半に2連続トライを奪うなど12―0で試合を折り返し、17―10で迎えた後半28分にはフランカー鈴木実沙紀(30=東京山九フェニックス)のトライで突き放した。

 先発の入れ替えにより急きょ、ゲーム主将を務めることになった鈴木は「こういう状況でもワンチームで戦えるチームの強みが出せた。(メンバー変更で)バタバタしたけど、“一つになろう”とチーム全体で伝え合って臨むことができた」と語った。

 これで今回のオーストラリア遠征は、対外試合2戦負けなし。今秋のワールドカップ(W杯)ニュージーランド大会に向けた貴重な試合で勝利を積み重ねている。次戦は10日のオーストラリア代表とのテストマッチで、今回の遠征では最終戦。鈴木は「チーム全員で勝ちにいきたい」と表情を引き締めた。

 日本代表は5日にマッケンジーHCと選手3人が新型コロナ陽性者と判定されたが、陽性当該者を除く遠征メンバーの安全性を確認できたことから試合を実施。遠征受け入れ先のオーストラリア協会が行政の方針に従って定めているガイドラインおよび、感染症対策専門家の医師の指導に準じ、今後の遠征活動も予定通り継続するとしている。

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2022年5月6日のニュース