福岡市出身の出利葉 首位に4打差の2位発進「応援してくださる方にも後押しされた」

[ 2022年4月21日 05:30 ]

男子ゴルフ ABEMAツアー「i Golf Shaper Challenge in 筑紫ケ丘」第1日 ( 2022年4月20日    福岡県那珂川市 筑紫ケ丘GC=7101ヤード、パー72 )

<i Golf Shaper Challenge in 筑紫ケ丘第1日>アマチュアながら4アンダーで2位発進した日大3年の出利葉
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 福岡市出身でアマチュアの日大3年、出利葉(いでりは)太一郎(20)が5バーディー、1ボギーの68で回り、ホストプロの伊藤有志(27=アイシグリーンシステム)らと通算4アンダーで並び、首位に4打差の2位で好発進した。同ツアー5人目のアマ優勝を目指す。トップは8アンダー、64で回った田中裕基(19=日本ウェルネススポーツ大2年)。

 20歳のアマ、出利葉は「先にバーディーが来ていい流れになった。ピン位置が難しかったが際どいパーパットも入ってくれた」と5バーディー、1ボギーに満足げ。11番パー5でバーディーを決めて前半インはイーブン。1番パー4では2メートルのパットを沈めてパーをキープし、アウトはノーボギーの32とスコアを伸ばした。

 「このコースは出場選手の中で一番知っていると思う。今大会は有観客なので応援してくださる方にも後押しされた」。福岡市出身で大会会場をホームに育った。同コースで開かれた学生アマ大会では片江中3年、沖学園高1、3年の3度優勝するなど地の利を生かして好発進した。

 高2で初出場した18年は72・71・72で回り47位。昨年は76・75で予選落ちした。この4月から3年生になり大学生活は後半に入る。「卒業まで(アマで)やるつもり。2年間しっかり準備をしてプロですぐ優勝を争えるようにしたい」。そんな決意を示すように大会初の60台を叩きだして首位との4打差は十分射程内。ABEMAツアー史上5人目のアマ優勝を狙える位置で初日を終えた。(中島 泉)

 《プロ6年目の伊藤が68マークし「優勝します」とV宣言》プロ6年目の伊藤が4バーディー、ノーボギーの68。好調なショットでほぼパーオンし「ピンチもなくストレスフリーだった」と胸を張った。昨年女子プロの大西葵と結婚し9月に男児も誕生。「練習の姿勢から見直した」と目の色を変えた。大会協賛のアイシグリーンシステム所属のホストプロで19年は2位。「今回は優勝します」と宣言した。

 《大学2年の田中 首位発進で「自分のゴルフできれば」》大学2年の田中が前半アウトで自己ベストのハーフ29、トータルは大会ベストタイの64で首位に躍った。「第1打でフェアウエーをキープしていいライからグリーンが狙えたのがよかった」。5番パー5で1・5メートルに2オンしてイーグルを奪ったほかアウトだけで5バーディーを稼いだ。昨年QT受験(3次で落選)の後、プロ転向して今大会は初出場。「残り2日、自分のゴルフができれば」と意気込んだ。

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2022年4月21日のニュース