塚原夫妻、朝日生命に感謝 千恵子氏「好きな体操を自由にやらせていただいた」

[ 2022年4月21日 15:18 ]

塚原光男氏と塚原千恵子氏(2015年撮影)
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 多くの五輪選手を輩出した体操の名門・朝日生命クラブを運営する「塚原体操センター」の塚原光男代表(74)が21日、朝日生命が今年度限りで協賛を終了することを受けて取材に応じ、「朝日生命には感謝している。ありがとうございますと。もうそれだけです。我々まだ辞めるわけじゃないんで、もしぜひ、何かあればご協力お願いします」とコメントした。

 塚原体操センターは存続させる方針で、「(妻の)千恵子と最後まで、元気なうちは体操の普及に貢献していきたい」とし、選手の所属先については「それはもちろん、ちゃんと準備するつもりです」と明言。今後について「たまには指導もするし、やれるうちは、体動けるうちは、体操のために夫婦でやっていますから。最後までやるつもりでいます」と意欲を示した。

 妻の千恵子氏(74)は「あっという間の48年間だった。その時その時、ずっと一生懸命やって選手を育ててきた。残念だけど、いつかは終わるときが何でも物事だからある。好きな体操をこれだけ自由にやらせていただいたのは朝日生命のおかげ」と感謝し、「これからは体操界そのものを全員で応援してもらえるようにしていかないといけない」と語った。

 朝日生命クラブは1974年に発足し、塚原夫妻の長男で2004年アテネ五輪団体総合金メダルの直也氏(44)ら計24人の五輪代表を輩出した。朝日生命は、協賛終了の理由について「施設の老朽化やこれまでの支援で一定の役割を果たしたことなどを総合的に判断した」と説明している。

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2022年4月21日のニュース