高安10勝2敗で地力示す V逸の悔しさ力に夏場所も「千秋楽まで優勝争いに絡む」 合同稽古初日

[ 2022年4月21日 15:31 ]

翔猿(手前)に胸を出す高安(撮影・前川 晋作)
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 大相撲夏場所(5月8日初日、両国国技館)に向けた合同稽古が21日、国技館内の教習所で始まり、幕内力士12人を含む計30人が参加した。

 高安(32=田子ノ浦部屋)は霧馬山や玉鷲らと12番取って10勝2敗と地力の高さを示した。「体力づくりが目的」と精力的に番数をこなして充実の内容。前に出る圧力は際立っていた。春場所は決定戦で敗れ惜しくも初優勝を逃したが、多くの激励の言葉をかけられた。「まだまだ頑張れるというのは示せたので、裏切らないように頑張っていきたい」と先場所の悔しさを力に変える。夏場所の目標は「千秋楽まで優勝争いに絡むこと」と力を込めた。

 霧馬山は19番取って11勝8敗。豊昇龍や翔猿らと白熱した申し合いを展開した。この日参加の幕内力士で最多の番数をこなしたが「できるだけ増やして20番、30番やりたい」とまだ少し物足りない様子。「明日はもっとやっていきたいですね」とさらなる稽古の充実を誓った。

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