笹岡建介が貫禄の2位通過 初代王者へ「いろんな技を隠し持っている」スケートボード日本OP

[ 2022年4月9日 14:07 ]

スケートボード日本オープンパーク第1日 ( 2022年4月9日    神奈川・鵠沼海浜公園スケートパーク )

男子パーク予選で2位の笹岡建介の演技=鵠沼海浜公園スケートパーク
Photo By 共同

 男子予選が行われ、昨年12月の日本選手権を制した笹岡建介(23=MKグループ)は67・50点の2位で、あす10日の準決勝進出を決めた。大会は10日に男女の準決勝と決勝が行われる。

 パーク男子では国内第一人者の笹岡は、この日は難度を抑えたルーティンながらスピードと高さのあるライディングで貫禄の予選通過。2本目には途中で転倒するミスもあったが、「1本目でしっかり予定していたランを決められて良かった。2位通過だけど、いろんな技を隠し持っているので、明日は優勝できたらいいと思う」と予告した。

 昨夏の東京五輪前には2月の北京冬季五輪のスノーボード・ハーフパイプで金メダルを獲得した平野歩夢と代表を激しく争った。惜しくも代表入りを逃した後はさらなる研鑽のために米国へ2カ月間、武者修行へ。今年2月から3月に掛けても1カ月間、米西海岸に滞在して技術を磨き、ストリート男子で東京五輪金メダルの堀米雄斗(ミクシィ)とも「遊びの感じで」一緒に滑る機会があったという。技術はもちろん、「メンタルも強くなれた」と振り返る武者修行の成果を、準決勝と決勝では見せつけるつもりだ。

 2週間後に日本初開催となるアクションスポーツの祭典「Xゲーム」にもパーク男子の日本人で唯一、招待されている。まずは4カ月ぶりの実戦での優勝で、世界最高峰の舞台へと弾みを付ける。

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2022年4月9日のニュース