静岡が連敗を2で止める 今季最多の7トライで快勝

[ 2022年4月9日 19:41 ]

ラグビーリーグワン第12節   静岡45―19BR東京 ( 2022年4月9日    ヤマハ )

<静岡BR・BR東京>試合後、スタンドの応援に感謝する小林
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 静岡が、ともに今季最多の45得点7トライを挙げ、連敗を2で止めた。

 前半4分、押し込んだモールのサイドをNo・8クワッガ・スミス(28)が突き、左に先制トライを決めると、同11分にはWTBキーガン・ファリア(28)が、昨季まで所属していた相手のミスを逃さず右中間に約70メートル独走のトライ。組織的で粘り強い防御でリズムに乗り、同26分にはWTBマロ・ツイタマ(26)が、SOサム・グリーン(27)のキックパスを受けて左にトライして突き放した。

 前半38分にSH田上稔(25)が、シンビン(10分間の一時退場処分)を受けると、膝の負傷から2年3カ月ぶりに公式戦復帰のCTB小林広人(29)が代役を務め、緊急事態に対応した。

 「今まで経験のないポジションでしたが、テンポよくボールを出すことを心掛けました」。試合後には元日本代表でプレーイングアドバイザーのSH矢富勇毅(37)からもねぎらわれ笑みを広げた。

 加入2季目のプロップ河田和大(25)は、小林がSHに入っていた後半4分にラックサイドを突き、右中間に初トライ。「(トライは)大学(拓大)1年か2年以来だと思います。なかなか味わえない感情です」と喜びに浸った。

 快勝に堀川隆延監督(48)は、防御面を評価しながら「まだ意図した攻撃ができていません。セットプレーからの攻撃など改善すべき点は多いです」と表情を引き締め直す。ロック大戸裕矢主将(32)も「ゴール前5メートルのスクラムやモールでトライを取れなかったのはFWとして課題。突き詰めていかないと」。視線は早くも視線を首位・東京SGと対戦する次節(17日、秩父宮)に向けられていた。

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2022年4月9日のニュース