浦安SH飯沼蓮がデビュー「緊張せずに入って持ち味を出せた」 リーグワン第12節

[ 2022年4月9日 22:56 ]

ラグビーリーグワン第12節   浦安24―31埼玉 ( 2022年4月9日    熊谷 )

<埼玉・浦安>デビュー戦の飯沼(撮影・篠原岳夫)
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 浦安(旧NTTコム)のSH飯沼蓮(22)が、埼玉(旧パナソニック)戦に9番で先発出場し、デビューを果たした。明大の前主将で、この春に卒業。今節から、今年4月に入団した新人選手たちが出場可能で、現在1部に在籍しているルーキーでは、飯沼が最速デビューとなった。

 初のリーグワン舞台で、飯沼は堂々と80分間をプレーした。前半からチームのトライに絡むなど、存在感を発揮。「緊張せずに入って持ち味を出せた」と安堵(あんど)の表情だった。

 チームに合流して、まだ1カ月ほど。この試合までの1週間は、午前中に練習、午後は会社の新人研修という日々を過ごした。練習では、チームのルール、サインプレーなど覚えることがたくさん。ハードスケジュールを「“研修している場合じゃない”と思いながらも、社会人として、そこも成長のためにやった」と振り返った。

 この日は、SOとして出場したスコットランド代表通算76キャップのグレイグ・レイドローとハーフ団を結成し「“好きなようにやっていい”と言われた。選手全員が支えてくれたので、伸び伸びプレーすることができた」と感謝。「デビュー戦にしては悪くなかったけど、それよりも敗戦が悔しい」と次戦以降へ切り替えていた。

 ◇飯沼 蓮(いいぬま・れん)2000年(平12)2月8日生まれ、山梨県出身の22歳。日川高、明大卒。両親の影響で3歳からラグビーを始めた。1メートル70。72キロ。

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2022年4月9日のニュース