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大相撲 放駒部屋が足立区で部屋開き 先代・若嶋津から地域密着の姿勢受け継ぐ

[ 2022年4月9日 14:18 ]

先代の荒磯親方(元大関・若嶋津)から祝福される放駒親方
Photo By スポニチ

 大相撲の放駒部屋が9日、東京都足立区六町で部屋開きを行った。師匠の放駒親方(元関脇・玉乃島)は昨年12月に先代の現荒磯親方(元大関・若嶋津)から部屋(当時は二所ノ関部屋)を継承。1月の初場所は船橋市の旧二所ノ関部屋、3月の春場所は大阪市平野区の宿舎を利用していたが、春場所後に足立区六町に移転。この日、新型コロナウイルス感染対策を施したうえで土俵祭りを行い、関係者の前で稽古を公開した。

 部屋のある六町地区は大規模な再開発の最中で、つくばエクスプレスの六町駅開業とともに新しい住宅が軒並み連なっている。放駒親方は「町並みがきれい。おかみも気にいっていたのでこの場所に決めた。今後(区の)イベントなどにも呼んででいただいて部屋の存在を知ってもらえれば。地域の活性化につながればと思います」と地域密着の姿勢を強調。土俵祭りにも六町地区の後援会関係者らが招かれた。

 地域密着の方針は先代師匠の影響を強く受けている。千葉県船橋市に部屋を構えた先代は周辺の住民らとの「ふれあい」の場を多く持ち、千秋楽の打ち上げをホテルではなく部屋で開催。さらに花見や餅つきなどで交流を深めた。現師匠も1階の稽古場の上がり座敷には先代の優勝額を掲げた。放駒親方は「師匠を忘れないようにという思いです。(指導など)特に変えることはしない。先代を見習ってやっていく。常に頭の中に師匠のことがあります」と説明した。1月に相撲協会の定年を迎え、現在は再雇用制度を利用して在職している荒磯親方も土俵祭りに出席。久しぶりの稽古場の雰囲気を懐かしむとともに、かつての愛弟子との再会にうれしそうな笑顔を浮かべた。

 幕内・一山本、十両の松鳳山、島津海ら先代から受け継いだ弟子のほかに5月の夏場所では愛知県出身の松蘭(しょうらん、本名・牧松蘭)もデビュー。この日の稽古でも兄弟子らに混じってぶつかり稽古などで汗を流した。「個人的には兄弟子と年齢差があって心配していたが、兄弟子がうまく面倒を見てくれている。これからスカウトも一生懸命やっていきたい」(放駒親方)。部屋頭の一山本は「気負うことなく、稽古をしっかりやりたい。夏場所は2桁を目指したい」と抱負を述べた。

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