高木美帆は現役続行 引退の姉・菜那に感謝「姉が姉で良かった」

[ 2022年4月6日 05:30 ]

メダルを手に笑顔を見せる高木美帆(撮影・木村 揚輔)
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 五輪通算7個のメダルを獲得している高木美帆(27=日体大職)も5日、都内の日本記者クラブで会見し、現役続行を表明した。

 北京五輪で冬季五輪の日本勢1大会最多となる4個のメダルを獲得した美帆は「使命感や責任感のないところで、スケートを滑りたいと思う自分がいる。やりたいなと思い続けられる間はやりたい」と現役続行を表明。26年ミラノ・コルティナダンペッツォ五輪については「正直よく分からない。自分の体がいつまで持つか分からない。20代前半に比べると体のカウントダウンは確実に始まっている」と明言を避けた。

 会見は偶然にも菜那の引退会見と同日開催となり、都内の別会場で1時間半後の開始。美帆が姉へ花束を贈呈する案も出たが「(会見は)姉の舞台」と断った。代わりに姉の会見後に控室で待ち受けるサプライズを敢行。引退記念に高級炊飯器などをプレゼントした。自身の会見には以前に姉から贈られたイヤリングをつけて出席。引退について「ライバル関係がなくなるのは複雑。寂しい気持ちもあり、もう競わなくていいんだなと思う部分もある」とし「姉が姉で良かった」と実感を込めた。

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2022年4月6日のニュース