リーグワン・トヨタ高橋汰地 ケガを乗り越え「選択肢を持つことができた」 PO進出へ終盤戦キーマン

[ 2022年4月5日 18:54 ]

オンラインで会見したトヨタのWTB高橋汰地(Zoomのスクリーンショットから)
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 ラグビーリーグワンのトヨタが5日、リーグ戦終盤に向けた会見をオンラインで行った。新型コロナウイルスによる試合中止もありながら、現在は第11節まで終えて勝ち点32の5位。プレーオフ(PO)進出圏内の4位以上に向け、左足首じん帯断裂から復帰したWTB高橋汰地(25)がキーマンとなる。

 ケガを乗り越えた高橋汰が、終盤戦に合わせてきた。昨年10月、参加していた日本代表合宿で左足首じん帯断裂。それでもトヨタに戻るのではなく、代表に同行しながらリハビリを継続した。「ツアーに残していただいた。一つ一つがレベルの高い環境で練習できた」。コミュニケーションの取り方から、他のポジションが求めるWTBの動きなどを勉強。キャップは獲得できなかったが「考えもしてなかったところまで勉強させてもらった」と貴重な時間を過ごした。

 チームに戻ってからは、別メニューで調整を続けた。リーグワン開幕から出場する強行手段もあったが、完治してからの復帰を選択。第10節だった3月18日の横浜戦(秩父宮)から試合に復帰し、第11節の東葛戦(柏の葉)で今季初トライをマークした。

 新リーグとしてスタートしたリーグワンも、いよいよ終盤に突入してきた。現在5位のトヨタは、プレーオフ進出へ4位以内に入らなければいけない。そのためには、代表に同行してパワーアップした高橋汰のプレーが鍵を握る。「外からプレーを見て、いろんな選択肢を持つことができたのが、試合で生きてくると思う」。まずは、今節のBL東京戦(10日、岐阜)で白星を取りにいく。

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2022年4月5日のニュース