渋野 ベストスコア66で4位、21位から急浮上締め!晴れやか笑み「去年より成長できた」

[ 2022年4月5日 05:30 ]

米女子ゴルフツアー シェブロン選手権最終日 ( 2022年4月3日    カリフォルニア州 ミッションヒルズCC=6884ヤード、パー72 )

最終ラウンド、3番でショットを放つ渋野(AP)
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 21位から出た渋野日向子(23=サントリー)が7バーディー、1ボギーでこの日のベストスコア66をマークし、通算10アンダーで4位に入った。畑岡奈紗(23=アビームコンサルティング)、笹生優花(20=フリー)は通算5アンダーの17位。古江彩佳(21=富士通)は通算1アンダーの44位。首位で出たジェニファー・カップチョ(24=米国)が74で回り通算14アンダーで逃げ切り、ツアー初優勝をメジャーで果たした。

 77と崩れた前日の悪夢を拭い去った渋野は晴れやかな笑顔だった。「11打も良くなった。昨日は切り替えるのに時間がかかったけど、いっぱいバーディーが取れてうれしい」

 第3日は右に大きく曲げて「悪いイメージがあった」という2番のティーショットは300ヤードを超える会心の一打となった。第2打を花道に運び、アプローチをピンそばに寄せると、そこから3連続バーディー。ウエッジで1メートルにつけた10番から再び3ホール連続で伸ばし、14番では4メートルを沈めて7つ目のバーディーを奪った。

 大荒れだったショットを「トップまで丁寧に上げることを意識して」修正した。この日、フェアウエーを外したのは1度だけ。平均飛距離は今大会自己最長の288ヤードを記録し、パット数も4日間で最少の25だった。

 第2日に続き全体のベストスコアを叩き出し、メジャー10戦目で3度目のトップ10入りとなる4位で終えた。20年は51位、昨年は予選落ちに終わったミッションヒルズCCの最高成績に「4日間いいゴルフはできなかったけど、3日間いいスコアで上がれた。去年より成長できたと感じる」と胸を張った。

 単独首位から21位に転落した前日は「やけ食いした」という。「牛タンを20枚以上。ご飯大盛り。サラダも食べた」と笑った。気分転換もナイスカムバックに役立った。ポイントランキングは133位から39位に急浮上。80位までに付与されるシード権獲得にも前進した。今季から米ツアーに本格参戦した23歳は「荷が下りた感じはないけど、ちょっとした安堵(あんど)はある」と白い歯を見せた。

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2022年4月5日のニュース